皆さん「四日市かるた」という存在をご存じでしょうか。
この「四日市かるた」は、6年ほど前に四日市観光協会さんで作成され、市内の保育所等にも配布されたと聞いております。私も、先日ある私立保育園さんでこの「四日市かるた」で遊ぶ園児たちを見て、その存在を知りました。
たくさんの園児が「四日市かるた」を囲んで、くじら船とか日永うちわ、もみじ谷などの文言を口にする姿に、正直ビックリいたしました。
この「四日市かるた」は、そもそも四日市市内にある、観光資源や名産品、歴史・文化や伝統行事などが中心で作られておりますので、改めて、家族で四日市を知るきっかけにもなるのではないかと考えます。
コロナ禍におけるシティプロモーションの在り方について
新型コロナウィルス感染症により、「2020東海・北陸B-1グランプリin四日市」など様々な目玉行事が中止・見送りとなりました。
そのような状況の中、本市のシティプロモーションの在り方についても、今一度考える必要があるのではないかと…
私は、こういうコロナ禍の時だからこそ、市民の「シビックプライドの醸成」に力を入れるべきだと考えます。
いわゆる「シビックプライド」とは…
郷土愛・四日市愛を高めつつ、市民が住んでいるここ四日市に対して、誇りや愛着をもって推奨すること、自分もこの街の一員であるという認識をもって地域活動などに参加するいわゆる「シビックプライド」の醸成が重要だと考えます。
こういうコロナ禍の時だからこそ、外向きのシティプロモーションから内向きのシティプロモーションに変えていくのも一つのタイミングなのかなと思います。
四日市市が平成30年3月に取りまとめた、シティプロモーション方策報告書のアンケート結果においても、四日市市に対して、「愛着」はあるものの「誇り」は持てない、また他に「お勧めできない」との状況が明らかになっております。
今こそ、外向きのシティプロモーションから内向きのシティプロモーションに切り替え、「シビックプライド」の醸成に向け、是非この「四日市かるた」を活用するべきだと考えます。
何より、この「四日市かるた」は、子どもから高齢者までが一緒に、四日市について学びながら楽しめるという強みもあります。
この「四日市かるた」をぜひ、復活していただき、コロナ禍におけるシティプロモーションの一つである「シビックプライドの醸成」に活用していくべきだと考えます。
【答弁】
「四日市かるた」は、市民に四日市を誇りに思ってもらうきっかけになる。著作権の問題もあるため、企画製作者や観光協会と協議を進め、再販に向け検討する。